ます井の日記

17歳の日記です。

日記 声について

私は変に鼻にかかったようなような声をしている。おまけに舌にピアスを開けているので滑舌が悪い。私にとって自分の声は紛れも無くコンプレックスだ。

声がコンプレックスだと感じたのは小学5年生の頃、友人とラジオを録ってその録音を聴いた時からで、「なんだこのキモチワルイ声は!」と衝撃を受けたのを今でも覚えている。

私は趣味で弾き語りをしていて、それを友人に聞かせるために時々録音をするのだが、自分の歌声を聴くのが怖くて、一度も録音した音声を聴いたことがない。聞き慣れたら苦手意識は消えるのだろうか。

声について少し考えることにしてみた。

私がコンプレックスだと感じるのは“録音した自分の声“である。他人と話すさいに口から耳へと入っていく自分の声について、不満を感じることはあまりない。低い声だなと時々思うことはあるが、低い声はむしろ好みな方である。それに、他人と話す時は頭の中が話すだけで精一杯で自分の声なんて落ち着いて聞く暇がない。もしかしたら録音ではない自分の声も、落ち着いて聞いてみると気持ち悪く感じるのかもしれない。そうか、独り言をしてみたら分かるな。話してみるか。おっ、あんまり嫌じゃないぞ。でも舌がピアスに邪魔されてうまく動かせないのを感じる。

録音した声と自分の耳に入る声の違いを調べてみたら、どうやら自分で発声して耳に入る声は骨伝導と空気振動が合わさった音らしい。それに比べて、録音された声は空気振動のみを捉えているから違和感を感じるそう。しかも鼻にかかったような声は腹から声を出すことで改善することができるらしい。ビックリだ。もっと音楽の授業を真面目に受けるべきだったかもしれない。肩の荷が降りた気分だ。満足したので今日の日記はここで終わり。